鍵渡しのトラブル。傷だらけの鍵で「なんじゃこりゃあ!」

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僕の実体験なのですが、鍵を受け取った際のトラブルをご紹介したいと思います。

先日、ようやく引っ越しを終えまして、また新たな生活を始めるに至りました。
鍵渡しはその一番最初、一番ウキウキする時ではないしょうか。僕はそうなのですが。
しかし、そのウキウキしている時にもトラブルといいますか、管理会社や大家さんの怠慢といいますか、嫌な気分にさせてくれる罠があります。
そんな見え見えの罠に是非とも引っかからないよう、以下の事を知っていただければと思います。

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契約時及び鍵渡しの際、気にするポイント

  1. 鍵の交換費用は誰持ち?
  2. 渡された鍵は新品か?
  3. 本鍵は何本あるのか、どこにあるのか?

突然ですが僕の思い出話です。
大阪のある地域の賃貸仲介業者はいい加減でした。あと神奈川のある地域のもそうでした。
正直、仲介業者や管理会社の大部分は消費者をなめてると僕個人は考えています。
遵法精神のかけらも無い人間がワンサカいる業種であると引越しの度にその文明度の低さに辟易とします。
単純にくじ運がないのでしょうか。
僕は物件探しに十件ほどの仲介業者を回りますが、計四十件ほどの仲介業者の大半がそう言った調子だというのは些か「凶」の配分が多い気がしてなりません。

その一端は今回の話題である『鍵』一つにも如実にあらわれている、少なくとも僕の実体験ではそうでした。

では一つ一つ詳らかにしていきましょう。

鍵の交換費用は誰持ち?

まず、答えを言うなら契約次第です。
国土交通省のガイドラインでも『特約』にもりこんでいれば借り手の負担にしていいよ、と示されています。
リンク先に判例などのリンクもありましたのでご確認あれ。

本来鍵交換は家主負担です。
理由は入居者の安全を最低限保証する義務が家主にあるからです。

ですが、家主が「代金はあんた持ち。じゃなきゃ契約してやんないよ
と、言われて借り手が受け入れれば『特約』が成立し、晴れてあなたが鍵の交換費用を支払うことになるわけです。

物件探しの段階で聞いておくのがベストです。

交渉も余地があると思います。
ただ、安い家賃のところはほぼほぼ鍵交換代は譲られないのが現実のようです。

渡された鍵は新品か?

さて、問題はここからです。
実際に金を払った後の話です。
契約が成立して、晴れて今日、鍵を受け取る日どりと相成りました。

もらった鍵を見ました。

「傷だらけやんけ! なんじゃこりゃ~~~!」

ちなみに今回の引っ越しで僕はそれに遭遇しました。
なめてるな」とそう思いました(露骨に暴言は吐きませんよ)

上で説明した通り、契約の「特約」によって鍵交換代を払った人はもちろんですが、鍵代を払っていない(大家負担)の契約でも、使い古しの鍵を受け取ることは有り得ません。

大事なことなのでもう一度いいます。
使い古しの鍵は有り得ません!

もし、使いふるしであれば、すぐに管理会社もしくは大家に連絡して鍵の交換を要求しましょう。
担当者もしくは大家が文明人である日本人的素養があるならば、不手際と考え、すぐに交換してくれることでしょう。

僕の場合は、本人(僕)立会の元、すぐに交換に応じて頂きました(少々お話した上ですが……後述します)

さて問題は、ゴネられたら、どうするかです。

もし僕が大家として、節約のために鍵交換をしたくないと考え、そのためにゴネようと思えば、ゴネ方はいくらでもあります。
例えば、使い古している鍵でも、
シリンダーを交換しましたよ~
と言えば現状の賃貸契約の慣行としては交換した事になってしまいます。
悪質な例で言えば、他物件のシリンダーと使いまわすということがあります。
物件を複数持っている大家がシリンダーのロンダリングをしているわけです。
例えば、五つ物件を持っていれば六つシリンダーを用意します。
で、仮に全て埋まっていたとして、一人が抜ければそれに余っている一つのシリンダーを交換します。
交換して出た使い古しのシリンダーをまた別の部屋が空けばそれと交換すると言った具合です。
もし借り手が更に突っ込んで、鍵交換の証明としてその領収書を要求したとしても、
(私自身が交換したので)領収書はありません」とか「他物件と一括で領収書をきられていてお見せできません」だとか言えてしまいます。

正直言うと、借り手はかなり劣勢です。

そもそも借り手は賃貸契約や不動産契約なんて一生に何回あるか両手あれば数えられる程しか立ち会いませんが、方や貸し手は年がら年中こういった契約と関わっているわけです。
場数が違います。
より詳しくなるのは後者でしょうし、不動産関係の特性として、それ専用の法律もあり実際の契約内容自体も複雑怪奇です。
そう言った専門性を帯びているからこそ、消費者側は言いくるめられやすい、不利な契約を結ばされやすい、と言えるとおもいます。
この土壌が、悪質な業者をすくすくと育んでしまうと考えられます。
退去時の敷金の返す返さないだけ見てもそれは明らかです。

余談でした。本題に戻ります。
ではどうすればいいか?
四の五の言わさないために貸し手が鍵交換をしていない事実を証明する証拠を予め揃えておくことが考え浮かびます。

方法としてはケース・バイ・ケースでしょう。
僕の場合は鍵渡し当日に鍵が開けっ放しだったので、その旨を説明するとすぐ飛んで来てくれました。
(まあ、金を払わせた上交換していない場合は契約不履行になって最悪契約無効でもう住み始めているわけですから損害賠償請求だってやろうと思えばできるので、飲むしか無いと言う感じでしょうか。)

はたまた、「鍵を固定しているネジに埃がかぶっている」だとか、内覧時に使う鍵が交換されているものなのか確認して、もしされていないと言うのであれば鍵の番号を見せて貰うのも手です。
許可していくれるかはわかりませんが。
鍵屋さんor鍵に詳しい人間に心当たりがあるなら見てもらい証言してもらうのもありです。

契約前段階で「シリンダーは新品に限る」という確約・言質を取るのも有効でしょう。
その前提を拵えておけば鍵自体を見れば一発です。

いずれにせよ、鍵に関することは借り手にかなり不利な世の中だということを踏まえておきましょう。

鍵を交換するな! は通るのか?

今までは鍵を交換する前提で話を展開しましたが、今度はドケチ的に鍵交換したくないと言えるかどうかです。

鍵交換費用は確かに高いです。
大体、一万とか二万でしょうか。痛い出費です。

この出費を軽減する方法として考えるのは、大家負担にするか、もしくは鍵交換自体行わないかですね。
大家が負担してくれると言うのであれば、それが一番借り手としてはいい条件でしょう(本来は大家負担が原則なんですがね……)

さて、問題の「鍵交換自体突っぱねる」ですが、これは通りません。
なぜかと言うと、先ほどちらっと触れましたが、大家には所有物件に住まう人の安全を保証する責任を負うからです。

もし鍵交換をしていなくて泥棒に入られたとしましょう。
もし犯人が捕まらなかった場合、損害の責任は大家に向いてしまうのです。
つまり、被害者である入居者が「鍵を交換していなかったから泥棒に入られたんじゃないのか?」と問えば大家はぐうの音も出ないということです。
たかだか一万二万の出費を抑えるためにそんなリスクを負う馬鹿は世の中に居ません!
ですので、鍵交換自体は大家の意思も含め確実になされることになります。

考えてみれば、リスクを負うのは大家なのですから大家が鍵交換費用を払うのが通例となってもおかしくないのです。
それが捻れにねじれて借り手負担になっているのは、不動産社会の闇を感じざるを得ないですね。

鍵は何本あって、どこにあるのか。

ここをご覧になられる方々はほぼ単身者だと思いますので、鍵は一本あれば事足りることでしょう。
むしろ意味なく二本三本と本鍵を持っていて紛失したりするリスクを考えると、預けておくのが賢明というところでしょうか。

あまり問題ではないのですが、例えば、四本本鍵があって、一本しか渡されないこともままあります。
それは契約時に何人で住むのか申告しますので、許可された人数しか住めないのも道理でしょう。
契約には従わねばなりません。

勝手に彼氏・彼女と同居してはならんのです。
必ず一報し、許可を仰がねばなりません。

その時に鍵の本数や居場所を知っていればもしかすれば合鍵代が浮くかも知れません。
正直、大家が一本持っていれば問題ないわけです。
ただ、もらえるかはまた交渉次第ということです。

もちろん、防犯上鍵が点在することは望ましくありませんから、どこにあるか掌握しておくことは当然行っておくべき対策と言えるかも知れません。

結論

  • 契約前に鍵交換について話は詰める。(新品なのか使い回しなのか。使い回しであれば新品との交換できないのか)
  • 契約前に詰めた内容と違う場合は即電話。契約を守らせること。(金を払った以上借り手は強気で)
  • もし、話を詰めずに契約してしまうと借り手はかなり劣勢。
  • 防犯上の観点から、鍵交換はなされなければいけない。

なんでもそうでしょうが、契約書は熟読しましょう。

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