知らん奴に住居侵入されたから防犯について思ったところを書く

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昨夜何者かに住居侵入されたので、一連の流れと、今後の対策を備忘録としてここに残す。

容疑者らしき人物は特定され身柄を確保されているが、もちろん、その本人を推測できる内容は記さない。以下は僕目線でどういった状況だったのか、どう対応したのか、そしてこれからどう対策するべきかを書き記す。

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事件概要

時間は午前0時頃、6階建てアパートの4階の一室に何者かがベランダから住居内に侵入をこころみた。犯人は住人(僕)の抵抗により、室内への侵入を諦め、ベランダから建物壁面をつたって階下へ逃走した。

その後、住人は警察へ通報。2時間ばかりの捜査で、容疑者とおぼしき者を特定し、取り調べに至っている。

細かい説明

僕はピピピピピさんとtwitter上で少々のやりとりをしている最中だった。twitterの投稿は復活させたデスクトップPCで行っており、僕は窓際に設置したデスクに向かっていた。すると、僕の右手にあるベランダへ続くその吹出し窓がそーっと、ひとりでに開き始めた。音楽も鳴らしていない静かな部屋である。その不審な物音に気づいた僕が窓を見た時には3分の1程度開いている状態だった。僕は咄嗟に中央の窓枠を掴んで閉めきろうとした。すると、何者かが挟まる感覚が伝わった。何者かに侵入されかかっていることに気づいたのはこの時だった。

窓と冊子に挟まっているだろう犯人の姿は半ば閉じたカーテンとすりガラスで見えない。というより、閉めるだけで必死で犯人がどんなやつか確認する余裕も勇気もなかった。絶句していることに気づいたのも少々押し合いをしたあとだった。ようやく僕が大声で怒鳴ると、犯人は侵入を諦め、ベランダへと身を退いた。窓を閉め切り、鍵を閉め、すりガラス越しに犯人の動向を伺った。どうやら逃げる様子らしい。

僕は物音が遠くへ離れていくことを感じ、ベランダへ出て逃げる犯人を探した。ベランダの欄干から暗闇深い階下を見下ろすと、その犯人のシルエットが壁をつたって降りていくのが見えた。そのまま怒声を浴びせながら行末を見ていると二階のベランダの中に入り僕からは見えなくなった。僕は部屋に戻り110番通報した。

しばらくして、警察が到着し、そのまま事情聴取・現場検証の運びとなった。現場は僕の部屋である。

警察はベランダから「ゲソ」(足あと)を採取、その後容疑者と思しき者の履物とそれの目視による照合が行われているのを僕は間近で見ていた。僕の部屋の中である。

僕は残念ながら犯人の姿を見ていない。見たのは見下ろした時のシルエットだけで、犯人の特徴として僕が認識出来たのは一言の声だけだった。僕はその検証と被害届の提出のため、警察署に出向き、一段落し、事件発生から4時間後の今、この記事を起こしている。

おもったこと色々

めまぐるしく状況が変化していったので、僕はある種興奮状態にあるが、記憶の鮮明な内に色々とその状況状況で思ったことを列挙する。

寝ていたらと思うとぞっとした

犯人と対峙している最中は無我夢中で正直記憶が曖昧だ。だが、犯人が去ったあと、通報している時には色々幸運が重なっていた事に気づき血の気が引いた。まず思ったのは、もし寝ていたなら、だ。

窓は施錠していなかった。外出時は意識的に施錠を欠かさなかったが、在宅時は開いている場合が多い。もし、あの時デスクのパソコンでtwitterをせずに眠りこけていたら、犯人の侵入をやすやすと許し、盗難か最悪寝首をかかれていた危険があった。不幸中の幸いである。

だが、今後は在宅時でも施錠を心がけるようにしたい。特に睡眠という無意識で無防備な状態にあるときは外出しているのと同等のセキュリティを意識しなければならないだろう。

声を上げることの重要性

犯人と拮抗している最中、僕は歯を食いしばりあらん限りの力で敵の排除に専念していた。だが、拮抗するばかりで状況は進展しなかった。転じたのは僕が怒声を上げたその瞬間だった。夜中に大声を出されることほど犯人にとって都合が悪いことはない。それに声は敵を萎縮させる。戦闘に置いて気合・士気・戦意は何よりも重要である。それをくじくためには音は欠かすことの出来ないファクターである。実際、僕の怒声で犯人は逃げる決意をした。とにかく声を上げることは重要であると再認識させられた。

しかし、これが女性の一人暮らしならどうなのだろう。黄色い声や震え声を聞かせるのは逆に犯人を助長させるのではないだろうか。実際の土壇場になってみなければどう転ぶかもはや運次第の面もあるが、無言で抵抗するよりは効果は大きい可能性は高い。女性の場合「助けて」よりも「家事だ」と叫ぶのが効果的だと何かで聞いたことがある。

速やかな通報

通報前に少し僕は考えた。「難は去ったのだから」と安堵が少し通報を考えさせた。結果的にその時僕が選んだ結論は通報だった。動機は不純で、捜査とはどういうものかというのが見たかったというのが本音だ。しかし、速やかな通報は速やかな容疑者の特定に繋がる。現に今回の事件では容疑者が発見されている。その時になってきがついたが、犯人が拘束されなければまた同じ危険が振りかかるとも限らない。完全解決のためにも速やかな通報は欠かせない。それに警察官が傍にいることほど心強いものはない。危機が去った数時間後はむしろ危険であることがあるかもしれない。パトカーが来ていれば犯人もより遠ざかるだろう。

記憶の不明確さ

僕は犯人の顔も背格好、服装その他特徴を全く見ることが出来なかった。唯一、声だけが犯人を識別できる記憶だったが、この記憶の曖昧さには辟易した。僕はその時に聞いた声の特徴からおおよその外見を想像していた。それを事情聴取の際言語化して説明したのだが、どうもその言語化したためなのか、その言語に記憶が引っ張られて、元の声の特徴が果たして本当にその言語化した特徴と一致しているのか、ものの二時間しか経過していなかったが、非常に曖昧になった。声の照合のため容疑者と思しき者の声を取調室の壁ごしに聞いたがどうにもその時点で記憶している声とは似ても似つかないものだったのだ。だが、聞くところによれば証拠的には非常に有力な容疑者らしい。その時に僕は人の記憶による証言ほど曖昧なものは無いと経験した。そののちに警察官のひとりがおっしゃられたことは大変興味深い。「冤罪を考えると違うように聞こえてしまいますよね」恨みがあれば逆も然りだろう。

「オートロックのあるマンションでも、開いた拍子に一緒に入っていって、片っ端から玄関をひねってみる。開いた所から侵入し物色、あとはベランダをつたって逃げるか、また他に侵入する」

この話を聞いた時にいくら自身が玄関の施錠をしっかりしたところで他の住人のセキュリティ意識が低ければ侵入を許してしまう怖さを感じた。

玄関に比べ、窓からの侵入は容易だ。鍵付近のガラスを少し割りさえすれば事足りる。ベランダは火災などの際の逃走経路として繋がっているのがもっぱらだ。階の高いところに住んでいるからと言って安心してはいけないようだ。マンションなどの集合住宅にお住まいの方は他の住人に迷惑をかけないためにもセキュリティに対する意識を高めることはもちろんだが、お住まいの集合住宅全体の意識の向上も考慮しなければならないだろう。

あと、罪を犯す人間はなにをするかわからない。今回の僕の場合では犯人はまさにスパイダーマンのようだった。4階から落ちる危険をかえりみず、ベランダから乗り上げ、外壁をつたい階下へ逃走した。逆に侵入経路はどこをたどってきたのか、明らかにはなっていないが、いずれにせよ平常心では考えられない手法を用いて侵入を企ててくることは憂慮しなければならないだろう。

以上、まとめ

僕が住んでいるところは非常に治安の悪い地域だ。そのためにやはり今回のようなことに遭遇する可能性は確率として高いと言わざるを得ない。「まさかベランダからはないだろう」とどこか高をくくっていたふしが僕にはあった。だがそれも今日までだ。管理会社の営業時間を迎え次第連絡し対策を講じていもらう所存だ。

季節は夏だ。だが、昨今の電力不足の問題意識から節電のため夜就寝時はエアコンを切り、窓を開放している方は多いと考えられる。しかし、セキュリティを考えれば、それも再考しなければならないが、その安全と日常生活との兼ね合いも考えなければいけないだろう。正直、答えが出ない問題だ。僕はこんなことがあった以上、場所柄も考えて今夏は就寝時窓を閉めエアコンを使用しようと考えている。

備忘録以上。おわり。

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